「ブースを開いたのに誰も来ない」「説明は聞いてくれるが、質問も会話も生まれない」——オンライン合同説明会で、こんな手応えのなさに悩む採用担当者は少なくありません。
オンライン化はうまく設計すれば、遠方の学生にも届き、会場費や運営工数を抑えながら、対面に近い交流を再現できます。
逆に、ツールや進め方を誤ると「ただ説明を流すだけ」になり、参加者の満足度も歩留まりも下がってしまいます。
この記事では、オンライン合同説明会の形式の違いから、準備・当日運営の手順、交流を生む設計のコツ、よくある疑問までを順に解説します。
最後に、会場の回遊や個別面談まで再現できるオンラインイベントツール「リバコ(reBako)」の活用観点も紹介します。
オンライン合同説明会とは?対面との違い
オンライン合同説明会とは、複数の企業がオンライン会場に集まり、学生・求職者へ会社説明や面談を行う採用イベントです。対面との最大の違いは、参加者が会場を「回遊」して、自分の興味でブースを選べるかどうかにあります。
ウェビナー型のように一方向で配信する形式もあれば、バーチャル空間を歩いて回る形式もあり、どちらを選ぶかで参加者の体験は大きく変わります。
オンライン化で得られるメリット
オンライン合同説明会の利点は、まず参加のハードルが下がることです。
会場までの移動が不要なため、遠方やスケジュールの合わない学生にも参加してもらいやすくなります。
企業側も会場費や什器、当日の人員といったコストを抑えられ、複数拠点の担当者が同じイベントに登壇できます。
オンラインで起きやすい課題
一方で、オンラインは「滞在はしているが交流が生まれない」状態になりがちです。
説明を聞くだけで離脱したり、ブースに入っても質問が出ないまま終わったりします。
そのため、誰がどのブースに立ち寄り、どれだけ関心を持ったかが見えにくいという課題もあります。後半で触れる「動線設計」と「行動の可視化」が、この課題への答えになります。
オンライン合同説明会の主な形式
オンライン合同説明会の形式は、大きく「ウェビナー型」「バーチャル空間型」「ハイブリッド型」の3つに分かれます。一方向の情報提供ならウェビナー型、双方向の交流や面談まで狙うならバーチャル空間型が向いています。
| 形式 | 参加者の体験 | 向いている目的 | 運営の負荷 |
|---|---|---|---|
| ウェビナー型 | 視聴が中心(一方向) | 認知拡大・情報提供 | 低 |
| バーチャル空間型 | 回遊・交流(双方向) | 面談創出・関係構築 | 中 |
| ハイブリッド型 | リアル+オンライン | 広域での集客 | 高 |
目的に照らして、まずどの形式で開くかを決めましょう。

ウェビナー型(説明中心)
ウェビナー型は、各社が順番にプレゼンを配信していく形式です。
準備や運営がシンプルで、多くの参加者に同じ情報を届けやすいのが利点です。
ただし参加者は基本的に視聴するだけになりやすく、企業との会話や個別相談には向きません。
バーチャル空間型(回遊・交流中心)
バーチャル空間型は、参加者がアバターで会場を移動し、興味のあるブースに立ち寄れる形式です。
ステージでの全体配信と、ブースでの少人数の会話を同時に進められるため、対面の合同説明会に近い体験を再現できます。
「自分で選んで立ち寄る」動きが生まれるため、関心の高い学生と企業が出会いやすくなります。
ハイブリッド型(リアル併用)
ハイブリッド型は、会場参加とオンライン参加を組み合わせる形式です。
遠方の学生はオンライン、近隣の学生は対面、といった形で参加機会を広げられます。
運営は複雑になるため、共通の指標(参加者数・面談数)と手段別の記録を分けて管理することが大切です。
オンライン合同説明会の準備ステップ
成否の多くは準備段階で決まります。「目的・KPI → 会場と動線 → 集客・企業調整」の順に、開催前に決め切るのがコツです。

ステップ1:目的とKPIを決める
最初に、認知拡大なのか、母集団形成なのか、個別面談の創出なのか、目的を一つに絞ります。
目的が決まると、追うべき指標(来場者数、ブース訪問数、面談数、エントリー数など)も定まります。
数値で目標を置くと、当日の運営と振り返りの基準が明確になります。
ステップ2:会場と動線を設計する
次に、ステージ(全体配信)とブース(企業ごとの交流)の構成を決めます。
参加者がどう動くか、たとえば「全体説明 → 興味のあるブースへ回遊 → 個別面談」という動線を先に描いておきます。
ブースの数や同時に会話できる人数を、参加規模に合わせて設計します。
ステップ3:集客と企業調整を進める
最後に、学生への告知(大学・SNS・メール)と、登壇企業への運営案内を進めます。
企業側には、ブースでの説明内容・担当者の配置・当日の動き方を事前に共有しておくと、当日の温度感が安定します。
リマインドを複数回送ることで、申込からの当日出席率を高められます。
当日の運営と交流を生む設計
当日のカギは「全体で知る → 回遊して話す → 個別に深める」という動線です。説明を流すだけで終わらせず、参加者が動いて出会う流れをつくります。
参考になるのが、富山県で開催された合同説明会「とやまJOBコレクション」(参加企業30社)の進め方です。
ステージで企業が1社ずつ自社をPRし、その後は就活生のテーブルに企業担当者が入って交流、別ブースで個別面談へ、という三段階で設計されていました。
このように「全体で知る → 回遊して話す → 個別に深める」という動線を用意すると、参加者の関心を自然に深掘りできます。

回遊と偶発的な出会いをつくる
ブースを自由に行き来できると、参加者は予定していなかった企業にも立ち寄ります。
この偶発的な出会いこそ、対面の合同説明会が持っていた価値です。
会場を俯瞰でき、どこに人が集まっているか分かる設計だと、参加者は次の一歩を踏み出しやすくなります。
質問・会話のきっかけを用意する
ブースでは、担当者から声をかける・最初の問いを用意するなど、会話のきっかけを設計しておきます。
少人数のテーブルで話せる場をつくると、大人数の前では質問しづらい学生も口を開きやすくなります。
オンライン合同説明会の効果測定
申込数や来場者数で終わらせず、ブース訪問・滞在時間・面談数・エントリー数まで追うのが効果測定の基本です。行動を記録しておけば、関心の高い学生を採用担当のフォローへ回せます。
たとえば「ブース滞在が長い」「資料をダウンロードした」「質問した」といった行動は、関心の強さの目安になります。
どの企業・どの導線が効いたかを数字で見ると、次回の改善点が具体化します。効果測定の指標設計は、関連記事「イベント効果測定のやり方|KPIの設定から解説」でも詳しく解説しています。
オンライン合同説明会を支えるツール:リバコ(reBako)
リバコ(reBako)はブラウザだけで参加でき、全体配信・ブース交流・個別面談を一つの会場でつなげられるバーチャルイベントプラットフォームです。導線がツールごとに分断しないため、回遊から面談までの流れを途切れさせません。
※料金・各機能の詳細は公式サイト・料金ページをご確認ください。

ブラウザだけで参加できる
リバコは専用アプリのインストールが不要で、URLをクリックするだけで参加できます。
学校や企業のPCなど、ソフトを入れにくい環境でも参加してもらいやすいのが利点です。
参加のハードルが下がるほど、当日の出席率も上げやすくなります。
ステージ配信とブース交流を同時に
リバコでは、ステージでの全体ライブ配信と、テーブルでの少人数の会話を同じ会場で進められます。
参加者はアバターで会場を回遊し、興味のあるブースに立ち寄って担当者と話せます。
「全体で知る → 回遊して話す → 個別面談」という動線を、そのまま会場に落とし込めます。
行動ログで関心を可視化
入退場やブースの回遊、資料閲覧などの行動をログとして残せます。
誰がどのブースに関心を示したかが見えると、開催後のフォローや面談設定がしやすくなります。
計測とフォローを回しやすい設計が、合同説明会の成果につながります。
オンライン合同説明会のよくある質問(FAQ)
Q. 参加に専用アプリのインストールは必要ですか?
リバコの場合、アプリのインストールは不要です。URLをクリックするだけでブラウザから参加でき、学校や企業のPCでも参加しやすいのが利点です。
Q. 何人まで参加できますか?
ツールやプランによって異なります。リバコの公式サイトでは、2,000名規模のオンライン合同説明会を安定運営した事例も紹介されています。同時接続の上限はプランで変わるため、想定規模に合わせて確認するのがおすすめです。
Q. 準備にはどれくらいの期間が必要ですか?
目的・会場設計・集客の段取りによって変わります。会場づくり自体は短時間で始められますが、登壇企業の調整や学生への告知のリードタイムを見込み、開催日から逆算して準備するのが安全です。
Q. 費用はどれくらいかかりますか?
規模やプランで変わります。リバコには無料で始められるプラン(利用条件あり)と、人数・時間に応じた有料プランがあります。利用条件や最新の料金は、公式の料金ページでご確認ください。
Q. オンラインでも学生としっかり交流できますか?
はい。バーチャル空間型なら、ステージ配信に加えてブースでの少人数の会話や個別面談ができ、対面に近い交流を再現できます。
【まとめ】動線設計が合同説明会の成否を分ける
オンライン合同説明会は、形式選びと動線設計で成果が大きく変わります。
説明を流すだけで終わらせず、「全体で知る → 回遊して話す → 個別に深める」という流れをつくることが、交流と歩留まりの鍵になります。
そのうえで行動ログから関心を可視化し、フォローまでつなげると、開催のたびに採用成果を積み上げられます。
オンラインで対面に近い交流を再現したい場合は、会場の回遊や個別面談まで一つにまとめられるツールの活用が有効です。
リバコとは
リバコは、ブラウザだけでオンライン会場を作れるバーチャルイベントプラットフォームです。
参加者がアバターで仮想空間を移動し、テーブルに座って会話したり、ステージの講演を視聴したりできます。
アプリのインストールは不要で、URLをクリックするだけで参加できる手軽さが特徴です。
合同説明会・採用イベントに必要な、複数人同時会話・自由な移動・ライブ配信・ブース展示などの機能が標準で備わっています。
大規模な開催や設営のサポートが必要な場合は、相談のうえプランを選べます(詳細は公式サイト・お問い合わせへ)。
デモ会場のご案内
リバコの操作性や会場の雰囲気を体験いただける、お試し用のデモ会場をご用意しています。
アバターの移動や会場の見え方など、合同説明会で使う基本的な操作を実際に試せます。
「どんな会場になるのか触ってみたい」という方は、まずデモ会場で動かしてみてください。
お問い合わせ
オンライン合同説明会の開催方法、会場設計、規模に応じたプランのご相談など、気になる点があればお気軽にお問い合わせください。
担当者がイベントの内容や規模に合わせて、最適な実施イメージをご提案いたします。
